【音声公開】分かりやすい授業のつくり方【YouTubeで解説】

授業中の手紙回しの指導ポイント<なぜやってはいけないの?>

小学校の先生
担任するクラスで手紙回しがあったんだけど、どう指導しよう?
指導のポイントはなんだろう?

学校で子どもが手紙を書くと、いじめやトラブルのもとになります。

大人が思っている以上に、子どもは、軽はずみの気持ちで人の悪口や嫌なところを書きます。

 

教室での手紙のやりとりは、高学年の女子に多く、教室の雰囲気に慣れてきて、涼しくなってきた秋ごろから、起きやすいです。

 

手紙のことを「ちょっとぐらいはいいだろう」と、大人が見逃していると、手紙の内容はエスカレートして、「死ね」「いなくなればいいのに」など、残酷な言葉が出てくるようになります。

 

ましてや、授業中に手紙を回すなんてもってのほか。授業や学習の妨げになります。

では、子どもが手紙を書くことが分かったら、どう指導するか?

手紙に悪口が書いてなければ、よいのか?

桜木きよ先生
小学校の担任を8年間続けてきた経験をもとに、手紙回しの指導のポイントをまとめました。

この記事を読めば、なぜ、手紙回しをしてはいけないのか、子どもがどういった反応をするのかを知ることができます。指導の際に、子どもに、思いを伝える参考になることでしょう。

教室で手紙を書いてはいけない理由とは

まず、大事なことは、伝えたいことがあるのであれば、手紙ではなく、直接顔を合わせて話をすること。

手紙の文字だけでは、正確に伝えられないことがあります。トラブルのもとになるので、教室で手紙を書くべきではありません。

 

学級では、毎日、友達と顔を合わせます。

わざわざ、伝えたいことを手紙に書く必要はあるのでしょうか。

伝えたいことを文字にすると、相手に間違って伝わることがあります。

「これは、ヤバイ」など、良い意味なのか悪い意味なのか、うまく伝わらないことがあります。

 

伝えたいことがあれば、わざわざ手紙にする必要はありません。きちんと相手の目を見て、話しましょう。

手紙を回すといじめになる

子どもが内緒で、何度も手紙を書くと、悪口が書かれるようになります。

書いた本人は楽しい気持ちでちょっとした悪い言葉でも、読んだ人はものすごく嫌な気持ちになります。

 

その手紙を何人かに回すと、いつかは誰かに読まれるかもしれません。どこかで手紙を落とすこともあるかもしれません。

もし、悪口を書かれた本人が見てしまったら、相当傷つくことになります。

 

また、授業中に手紙を回すことはもってのほか。

授業の妨げになります。まじめに授業を受けている子が、集中して授業を受けられなくなります。手紙を回している間は、学習の妨げになり、勉強ができなくなります。

手紙のやりとりをした子どもの反応とは

予想される児童の反応をまとめました。

手紙回しした児童
私たちは悪口なんて書いてないよ。
小学校の先生
手紙はトラブルのもとになるからやめようね。
自分たちで手紙のやり取りをするのは、おもしろいかもしれないけど、周りで見ている人は、気になるし、良い気持ちにはならないよ。
指導のポイント
  • 手紙は、トラブルのもととなる。
  • 手紙回しは自分たちで楽しんで、周りの人は不快な気持ちにする。
手紙回しした児童
私たちしか見ない手紙だから、誰も嫌な気持ちにはならないよ。
小学校の先生
手紙を、どこかに落としてしまうことだってあるし、誰かが勝手に見るかもしれない。
もし、悪口や誤解を生むようなことを書かれた本人が、手紙の内容を知ったら相当傷つくことになります。
本人が見ていないからといって、手紙をかくべきではありません。
指導のポイント
  • 手紙をやっていると、周りの人のことはどう思うか。こそこそと手紙のやり取りをするのは、周りの人にとっては良い気持ちにはならない。
  • 万が一、悪口や誤解を生むようなことが書かれていて、書かれた本人が手紙を見た時は、相当傷つくことになる。

手紙回しがあった教室への全体指導とは

子どもに、手紙をつくることや手紙回しは、”いけないこと”と強く認識させる必要があります。

 

子どもは、軽はずみな気持ちで手紙をつくったり、手紙回しをします。しかし、トラブルになったときのことの大きさをしっかりと理解させる必要があります。

 

手紙に悪口を書いた時点で、それはいじめの始まりです。いじめは、決して許されることではありません。

 

また、手紙回しが教室であった場合、「それはいけないことだよ」と、周りが手紙回しを止めようとする雰囲気が大切であることを指導しましょう。

 

友達に手紙を回してと頼まれると、断りにくい雰囲気は分かりますが、どこかでやめようという声がなければ、いじめが広がっていくのと同じように、悪いことが広がっていきます。

 

みんなで、「いけないことはやめとこうぜ」という雰囲気を大切にすることが伝えることが重要です。

まとめ

手紙回しのいちばん恐ろしいところは、手紙の内容がエスカレートしていくことです。

 

はじめは、「ばか」「アホ」から、「死ね」「ウザイ」「きもい」などのひどい言葉や、「臭い」「デブ」などの身体に関する差別的な言葉まで出てくるようになります。

 

これは、決して許されることではないというスタンスを教師が取る必要があります。担任一人では、難しいようであれば、学年主任や生徒指導主任などに指導を協力してもらいましょう。

 

教員がチームで指導に当たることで、子どもに事の重大さを理解させます。

また、家庭連絡は必須でしょう。手紙のやり取りは、いじめにつながることを家庭に説明して、親子で話し合ってもらうことで、いじめの芽を摘んでもらいましょう。

 

そして、何より、これから手紙回しが起きないように、担任や授業をする先生が、高いアンテナを張って、子どもたちの様子をよく見ていくことが大切になるでしょう。

桜木きよ先生
高学年女子の指導に困っている先生はこちらがおすすめ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です