【音声公開】分かりやすい授業のつくり方【YouTubeで解説】

【後悔しない】アンガーマネジメントとは【小学校の先生が教える】

アンガー(anger)とは「イライラや怒りの感情」のこと。マネジメント(management)とは「コントロールすること、上手に付き合うこと」です。

 

アンガーマネジメントとは、イライラや怒りの感情に上手に付き合うためのノウハウです。

子ども
どうやって怒りをマネジメントするの?
そもそも怒りってなに?

子ども自身や親、先生が、怒りの感情に理解を深めることができれば、子どもの問題行動を抑えることができるようになります。

 

小学校現場で、8年間担任をしてきた私は、今までカッとなる子どもへの指導は、アンガーマネジメントを取り入れてきました。

 

アンガーマネジメントを意識すれば、子どもが怒りについて理解を深め、子どもが感情的になっても、自分の行動をきちんとコントロールすることができるようになります。ぜひお読みください。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、怒らないことを目指すのではなく、「怒ること」と「怒らない」ことを区別することを目的としています。

 

人間の怒りは、自然な感情です。怒れるときは、怒っていいのです。

ただ、後から「あの時、怒らなければよかった」「昨日は、怒りを我慢せずに、きちんと怒った方がよかったな」と、後悔がないようにしましょう。

 

「怒らなければよかった」、「きちんと怒ればよかった」と、後悔がないようにすることが、アンガーマネジメントの目的です。

 

怒ることはダメなことではありません。怒ることと怒らないことの線引きが大切なのです。

怒りを区別することとは

人が生活する中で、怒った方が良い場面と怒らない方が良い場面があります。そのときに、応じた怒りの出し方が大切です。

桜木きよ先生
「怒った方が良い例」と「怒らない方が良い例」を紹介します。

怒った方が良い例とは

怒りとは、本来は自分の身を守るための感情です。動物が敵に襲われたり、縄張りに入ってきたら、当然威嚇をします。人間は、怒るときに怒らないとストレスとなります。

怒った方が良い例

道で見知らぬ人とぶつかった。相手は、イヤホンをして、歩きながらスマホを触っていた。

②自分は転倒した。相手は、何も言わずに素通りをした。

③自分は怒りを我慢した。

④すると、後から、イライラが溜まる。思い返しても、イライラする。

⑤あの時に、『「大丈夫ですか?」の一言もないんですか!』と、怒ればよかった後悔する。

ぶつかった相手にもよるかもしれませんが、大抵の場合は、怒った方が後から後悔せずにすむでしょう。

 

目の前の相手によって、戦うのか、逃げるのか、判断に応じた行動を起こす必要があります。怒りたいときに怒らないと、自分の感情と行動が一致せず、大きなストレスとなります。

怒らない方が良い例とは

人が生活する中で、怒らない方が良い例があります。自分には、どうしようもできないことを怒っても、ストレスが溜まるだけです。間違った怒り方は、思わぬ事故を招くことがあります。

怒らない方が良い例

車を運転中。道が渋滞している。

②車はほとんど動かない。しばらく待っても、動く気配がなく、何の渋滞かも分からない。

イライラが溜まる。

④足に力が入ってしまい、ついアクセルを踏んでしまった。

慌ててブレーキを踏んだが、間に合わず、前方の車両に接触してしまった。

怒りが自分に不幸をもたらすことがあります。

 

渋滞にイライラして、怒っても仕方がありません。ガムを噛むことや好きな音楽を聴くなど、イライラを自分で解消する必要があります。人が生活している中では、後々のことを考えると、怒らない方が良い場面があるのです。

怒りの感情とは

怒りの感情とは

① 怒りは自然な感情

② 怒りはコントロールできる

③ 身を守るための感情

人が怒る時には、必ず理由があります。人それぞれ、物事のとらえ方が違うように、怒る理由も人それぞれです。

 

怒りの感情は、ある日突然、降ってくるものではなく、自分が作り出しているものです。自分が作り出しているのだから、自分でコントロールができるものなのです。

 

怒りが発生することがあっても、対処のポイントを理解すれば、怒りの感情に振り回されることなく、落ち着いて対処ができます。

怒りの感情による衝動的な行動をなくすことが大切

人が怒ることは、自然なことであるということは、お分かりいただけたと思います。

いちばん重要なことは、怒りの感情によって衝動的な行動を起こさないことです。

では、どうやって怒りの感情からの衝動的な行動をおさせるのか?

人が怒りの感情をもったときにできる3つのこと
  1. 6秒待つルール
  2. 意識の方向を変える
  3. 怒りの尺度をもつ

怒りの感情は6秒の間に反射的に反応します。つまり、怒りの感情が湧いても、6秒は我慢することで、衝動的な行動を防ぐことができます。

 

また、イライラしているときは、視野が狭くなりがちです。一つのことにとらわれると、余計にイライラします。イラっとしたときに、「周りを見渡してみる」、「心の中で数を数えて、意識を変える」など、意識の方向性を変えることが重要です。

 

さらには、自分の怒りを客観視するために、今、自分がどれくらい怒れているのかを尺度をもつことが大切です。

 

0を穏やかな状態。1~3は、「イラっとする、カチンとくる」。4~6は、「イライラする、腹が立つ」。7~9は、「爆発寸前」。10は、「怒り爆発」。

 

自分なりの尺度をもち、自分の怒りが今どこの状態なのかを客観的にとらえることで、衝動的な行動をコントロールをすることができます。

アンガーマネジメントについての注意

6秒待つことや、数を数えること、周りを見渡すことなどは、子どもでもできます。

 

しかし、アンガーマネジメントの理論が分かっても、すぐにはできません。

あとは、経験あるのみ!

自分の怒りの状態を把握して、衝動的な行動をおさえる経験が必要です。

自分が怒れた時に、後から後悔をすることがないように、自分の行動をコントロールしましょう。

アンガーマネジメントのまとめ

アンガーマネジメントとは、自分の怒りの感情をコントロールして、怒りをしずめたり、人に迷惑がかからないように発散することができるようにすることです。

 

ちょっとしたことでイライラしてしまうときこそ、自分の怒りの感情を客観的に見てみましょう。

大きな行動を起こす前に、自分で怒りの感情を処理ができるようになるかもしれません。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です